小石川は裏で悪口を言い合っていて、
人間関係ドロドロらしいよ。(ホント?)
2017年発行。ちょっと古いかもしれないけど、
昨今の中学受験/受検がよくわかった。
公立中高一貫校の変遷と、
その受検対策塾としてひとり勝ちの「ena」を取材した一冊。
まず、私知らなかったんですが。
公立中高一貫校には3種類あるよと。
■中等教育学校
・カリキュラムの自由度を高める特例有
・中学校と高校という区別がない。(前期・後期)
・後期からの入学枠がない。
・一番多い
■併設型
・カリキュラムの自由度を高める特例有
・高校からも入学枠がある。
■連携型
・既存の中学と高校の間で人的交流を図る。
・中学から高校へ簡便な試験だけで入学できる
受検者の本気度は年々上がっていて、倍率は5~8倍と横ばいでも難易度は上がっている。
都内の公立中高一貫校の偏差値は60~64で、慶応や鷗友に匹敵する。
難易度の目安もわかりやすい!
地方公立中高一貫校:教科書+20%
私立中堅中高一貫校:教科書+20%
私立上位中高一貫校:教科書+100%
私立難関中高一貫校:教科書+200%
そして首都圏公立中高一貫校:教科書+100~200%
地頭がよければむぎっ子広場の通信添削だけでも受かることはあるが、
本気で公立中高一貫校に行きたいなら、
ガッツリ対策しないとダメですよと。
適性検査に向いている子
・落ち着いて文章を読んで、与えられた条件の中で考えられる
・コツコツ成功体験を積み上げられる
・図鑑の後ろの解説ページまで読む
ほうほう~~
あと、必見なのが、座談会。
enaで受験勉強して見事合格した、
小石川中等教育学校、
白鷗高等学校、
武蔵高等学校
立川国際中等教育学校、
の4人の生徒による雑談はメチャクチャ面白いです。
「私立の中学受験は知識や公式を詰め込んで行う。」
「私立は言われたことを量こなせばある程度は努力で受かる。」
「でも公立の適性検査は地頭のいい子を拾うためのもの。」
「応用力、柔軟性、総合力を求められる。」
ランチの事、人間関係の事、不満な事、けっこう話してくれてます。
このあたりを検討している方はぜひ読んでください。
「私立の勉強をしている子達に対して、
『何、意味ないことやってるの?』って思ってた?」
一同「はい」
というのが衝撃。
ほんとね、私もそう思う…
enaの授業風景を書いたパートもあるんだけど、本当に楽しそう。
脱線しまくって、多角的にきりこんで、解説は丁寧で。
それから、公立中高一貫校の適性検査って、
新しい大学入学共通テストにすごく似てるそうです。
だから例え落ちちゃっても、無駄にはならない。
私立はの場合は、詰め込んだ知識は使えないけど、
メチャクチャ勉強頑張った、1日10時間勉強した!みたいな経験は糧になりそう。
中学受検、うちも受けるだけ受けたいな~
奇遇にも徒歩15分くらいのとこにenaあるんだよね!!!!
結論:お金を稼ぎたい