めり子の備忘録

家事・育児・読書・DIY・買物・投資などのメモ

「生命をあやつるホルモン」の感想文

ストレスはお肌の大敵ということが、
よ~~~くわかりました。



おうちの前にアゲハチョウのサナギがいて、
ああ~「死の飛行」についてちゃんと読みたいなと思って読みました。
でも死の飛行については載ってなかった。
羽化のメカニズムはあったけど…。



いや~~
ホルモンて本当にすごい!!!

発達・成長・生殖・環境適応…
様々な体の変化をコントロールしているホルモン。


オタマジャクシの尾は食糧庫。
ヒラメやカレイは生まれた時は普通の魚の形で、
だんだん目が移動し体形が非対称になる。
ハタラキバチは、7~14日で内勤から外勤にかわる。

などなど面白いエピソードがたくさん。
これら全部ホルモンの仕事!!

そしてホルモンのすごいところは、
メチャクチャ微量でも作用するというところ。
たとえばメラトニンは、
プール1杯の水に、塩数粒を溶かしたような濃度で働くそう。
いやほんとすごいわ…

つまり生物のからだの中にごく微量しか存在しないので、
当然研究もメチャクチャ大変ということ。

メラトニンは4年をかけて、25万頭の牛の松果体から0.0001グラムにも満たない精製物を抽出。
体色黒化赤化ホルモンを抽出するのにはアワヨトウ幼虫2.5万匹を使ったと。
いや途方もないな……
なんという地道な作業!!

環境ホルモンについても少し書いてある。
最近聞かないけど結局どうなったんだろうね??
沈黙の春」もチラっとでてきた。
社会の教科書に載ってたよね~~~
読んだことないから今度読んでみよ。

ブルーバックスはマジで名著揃いだなあ。大好き!