めり子の備忘録

家事・育児・読書・DIY・買物・投資などのメモ

「子どもの病気 常識のウソ」の感想文

外科医は手術のとき
「メス!」って言わない!?





病院側の事情、知らなかったことばっかりー!!
ていうか手術のイメージって完全にドラマのイメージだよな…
だって他にないもん情報源…
ドキュメンタリーとか本物の現場の映像見ていても、
解説や台詞もないから逆に気が付かないという…


全体的に面白かった。
いるよね~、
ちょっと熱や鼻水出たぐらいで病院に行く人。
とにかく薬を飲ませたがる人。
逆に予防接種や薬(特にステロイド系)を拒否する人。


総合的な判断ができてないんだろな。
作者もいってるけど、とにかく情報を鵜呑みにしないこと。
自分できちんと確認すること。
検索して無数の情報がでてくる時代、自分で見極められるようにしなければね。

細菌とウィルスは違うよ?
風邪薬で風邪は治らないよ?

わかってない人にこそ読んで欲しいんだけど、
そういう人たちは読まないんだよな~~…

インフルの話も興味深かった。
・インフルエンザワクチンの有効率は30%
・1994年までは学校で集団接種をしていた。
・1990年代後半からインフルエンザ脳症が増えていった。

やっぱインフル(脳症)は怖いな…
おたふくと並んで、現実的な一番の脅威かも。
予防接種忘れずにやろう!可哀想だけど…


発熱、風邪薬、抗生物質、誤飲
感染症、アレルギー、アトピー
花粉症、おねしょ、盲腸、便秘…

たくさんのお話がバランスよく丁度良い粒度で入っている。
痛々しかったり、悲しいエピソードは胸が苦しくなる…。


それから、2017年発行でコロナ禍前なんだけど、
ウィルスの避け方が完全に「三密」に則してて理にかなってる。
コロナウィルスって単語も出てくるし。
さすが医者の病気避けスキルは極まってると感動した。

「マスクでウィルスは防げない。
最大の効果は保湿保温。」


…これをコロナ前に言ってるの、
滅茶苦茶説得力ありませんか??